2019年12月21日、東京ビッグサイトで開催された「国際ロボット展」内にて、ロボット導入.comが協賛する『ロボットアイデア甲子園!』が開催されました。
今回は、会場の様子や受賞式の様子をご紹介します!
会場は世界最大級のロボット・トレードショーである「国際ロボット展」内ということもあり、来場者の熱気に包まれていました。特に、最新技術を実演しているブースには人だかりができていました。
■『ロボットアイデア甲子園!』って?
『ロボットアイデア甲子園!』は、FA・ロボットシステムインテグレータ協会が主催する、高等学校・専門学校・高等専門学校に通う学生を対象とした大会です。
学生ならではの独創的な発想と、実際に現場で活用できる実用性を兼ね合わせたロボットアイデアをプレゼンテーションで競い合い、優勝者には、最優秀賞(FA・ロボットシステムインテグレータ協会会長賞)が授与されます。
■プレゼンテーションの様子
地方大会を勝ち抜いてきた11名の学生のプレゼンテーションが始まりました。学生ならではの斬新かつ面白みのあるアイデアに席から笑いがこぼれる場面もありました。
何人もの大人の前でプレゼンテーションをするということで、最初は緊張していた学生もいましたが、徐々に自信を持って発表する姿がとても印象的でした。
■結果発表
最優秀賞に選ばれたのは「南関東代表 山梨県立甲府工業高等学校」の学生でした!
彼が提案したのは自転車整理ロボット。
駅などの駐輪場に設置することで、盗難抑制や自転車整理員の不足解消を見込めるアイデアです。所定の位置に置かれた自転車をAIで探知し、天井に吊り下げられた7軸型ロボットが移動して自転車を格納するとのこと。
販売ターゲットは交通手段として多く活用されている中国・インドなどの東南アジアを想定しているそうです。
-アウトソーシングテクノロジー 山﨑執行役員(左)と学生-
そして、ロボット導入.com賞に選ばれたのは「東京代表 茨城県立つくば工科高等学校」の学生でした!
彼が提案したのはアートサポートロボット。
視線解析システムを搭載したゴーグルとAIを搭載したペンタブレットを使用し、パラレルリンクロボットに絵を描いてもらうアイデアです。
頭の中で考えた構図等をロボットを使うことで正確に描き出すことはできないか、という考えがもととなりでき上がったそうです。
実用化すれば、新しい文化の確立、芸術・美術の発展も見込めるという社会的影響も想定しており、他の発表者とは違った角度からの斬新な発想でした。
最後に、学生たちと審査員の方々が集合し、記念撮影。
結果発表も終わったためか、皆さんほっとした様子で撮影は進みました。
第1回全国大会という記念すべき大会で、緊張しながらも健闘した11名の学生たち、本当にお疲れさまでした!
今回の大会では、社会的問題を解決するアイデアが多く発表され、その学生ならではの柔軟でユーモア性あふれる発想は、会場にいた多くの企業の方から称賛を受けました。次回の「ロボットアイデア甲子園!」でも、新しいアイデアが生まれてくるのではないでしょうか。次回開催も楽しみにしています!
■おまけ
ロボット導入.comから副賞として贈呈されたドローン。今回のために、作成したステッカーを同封してお渡ししました!
ステッカーのほか、ストラップも製作し、両方かわいらしくでき上がって一同嬉しい限りです!
ステッカーやストラップは今後イベントなどで配布されるかも…?