ロボット導入に立ちはだかる『100点の壁』

ロボット導入に立ちはだかる『100点の壁』

著者:アウトソーシングテクノロジー ロボット導入サポート担当

「ロボットを導入して省人化や自動化を行いたい」というご相談をいただきます。
ロボット導入のコンサルティングを行う企業やロボットメーカーは数多くありますが、
ご相談いただく際、最初のご相談先は私たちではなく、2社目以降というケースがあります。


ご相談内容をお伺いすると、「ロボットで対応するのは難しい」と言われた、というのです。
いったいどうしてなのか?
それには、『100点の壁』と呼ばれるものがあるからなのです。


『100点の壁』とは?
もともと、ロボットを導入するということは、自動化を目的としています。自動化は、製造工程を機械に作業させることです。ここで、5つの工程をロボット化したとします。


この時、難しい処理をする2番のロボットの歩留まりが悪い(1割程度の不良がでる状態)場合、3番以降のロボット作業は無駄になってしまうことが考えられます。
当然、ロボットメーカーは「歩留まりを上げて(不良をなくして)欲しい」と要求されます。
調整作業も発生し検収も上がらず、場合によってはロボットや搬送機構を改造しなければならないという事態も起こります。


ロボットメーカーは、100点の作業を要求され、終わりの見えない対応を続けなければならないリスクが生じるとして、仕事を受けることができなくなってしまいます。


これが『100点の壁』なのです。


しかし、ロボット導入をご検討されている企業の多くは、全自動化ではなく、省人化を主目的にされているところがほとんどです。


どういうことかというと、以下の5つの工程があったとします。


ロボット導入 作業工程


3番目の工程は人手の作業が必須で、1、4、5番目の工程は単純作業でロボット導入が容易、2番目の工程は難易度が高く、人力でやるには非常に手間がかかるため、ここもロボットを導入することで解決を図るとします。


この2番目の作業は、ロボットが行っても1割は失敗してしまうと想定します。
通常は1割も失敗したらロボットメーカーにロボットの調整をしてもらわなければならないと思ってしまうでしょう。しかし、考えてみてください。3番目は人が行う工程です。


2番目の工程で1割失敗したとしても、3番目の工程で人が目で確認し対処するなどのリカバリを行うことを前提にすれば、大幅な省人化が実現できている上に、4、5番目の工程は無駄にはならないのです。


しかも、難易度が高く手間のかかる2番目の工程の9割はロボットが作業を行うので、人への負担はかなり軽減されています。


このように、ロボット化したい作業を目的に合わせて正しく分析し、ロボット導入の全体設計を行うことで、100点のプロジェクトにすることも可能なのです。


私たちは、工場へのロボット導入を検討されている方の手助けになれればと考えており、産業用ロボットの導入コンサルティングから設置、導入後の運用サポートから部品供給などのアフターサービスに至るまで、お客さまのものづくりにあらゆるご支援・ご協力をさせていただきます。


一度断られてもあきらめないでください!
ロボットは、必ず人を助けてくれます。
私たちと一緒に、人が本来の働きができる製造現場を目指しましょう!


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